会社をつくるというのは、あくまで手段であって目的ではないというが、
Q1.そもそも、ビジネスってどういうふうに成り立っているのであろうか?
サービスを提供している側として、お金をいただくというのは、日々難しいと感じている…。
しかし、果たして本当にそうなのだろうか?
Q2.日々お世話になっている方がいる。もらったままでは、いつもどこか落ち着かない気持ちになってしまう…。
そのようなとき、私は恩人にどのような恩返しをすれば良いのだろうか?
今回の学びを、簡単に共有いたします。
*「スモールギフト、ビックスマイル」は、サンリオ社の合言葉(経営理念)です。
アクセラレーターさんのイベントにてお会いし、オフィスにご招待していただきました。
目次
山口英雄さんのプロフィール
株式会社サンリオ 顧問 | 財務運用エグゼグティブ・アドバイザー |
株式会社ココロ 取締役 | ホテル等の受付嬢・恐竜型サービス型ロボット製造 |
株式会社MoriX 取締役 | 金融カード指紋認証センサー開発 |
TAAS株式会社 監査役 | オフィス書類の溶解処理Webプラットホ―ム「e-Pod」 |
長年、サンリオにて財務運用に従事、国内外の株式、債券、オルタナ、ヘッジファンド投資、ベンチャー投資などを経験。投資リスクとリターンの分析モニタリングに強み。現在に至る。
人がお金を使うとき (喜んでお金を使う)
これまでの理解|お金をいただくということ
先述したように、これまで自分の商品を提供したときにお金をいただくという行為に、難しさを感じていた。
「(なんとなくの)後ろめたさ」というのだろうか…。
フリーランスは、自分で値付けすることができる。
それはクオリテイによって決まると、ずっと信じてきた時期もあったがそれは違うと感じている。
名前・信用が価値であり、価格なのだ。
したがって、それはクオリテイによるものであるとは限らず、信用と技術が逆転しているケースも決して少なくはない。
そんな中で、私は商品を提供することに後ろめたさを感じるようになっていた…。
アドバイス|お金は喜んで使うもの
たしかに、その通りだ。
ファンクラブに入っている人も、喜んでお金を払っている。
お客様の満足、例えば、身近な人のニーズで解決できそうなことから考える、そのような仕事のつくり方もあるのだと感じた。
物事を「経済」で考えるから「後ろめたさ」を感じていたのだと思う。
恩返しの方法
お返しの3原則
恩返しには、下記の3種類があるという。
「モノ」
「モノ」を送りあう・送り続けるというのは、正直やや面倒くさいと感じた。
それは、私自身が人との付き合いを面倒に感じてしまっているのかもしれない。
これは、チャンスであり、きっかけなのだ。
1つずつ新しいことを始めていきたいと思う。
贈り物は安くても良く、相手が喜んでくれるものをあげると良いらしい。一方で高いものをあげると相手も面倒になりやすいので注意。【そういったことをコツコツやっていくことが重要だ】
「時間」|【継続して連絡することが大事!】
例えば、今日ここ大崎まで伺ったこと、それこそが1つのお返しなのだとおっしゃっていた。
たしかに、逆の立場ならそう感じたかもしれない。
なにか自分ができることで手伝いをしたり、自分なりに返せることでお返しする。
それでいいのかもしれない。
20代のうちに恩返しリストをつくるといいらしい。早速友達全員のリストを3日かけてつくったが、たしかに形にするとかなりお世話になっている方が多いことに気づく。そして人の温かさも感じた。毎日、少しずつでいいから、自分ができる方法で、お世話になっている方へ、ひいては世の中へ還元していきたいと思う。
今後、注意すべきこと
経営者セミナー,マーケティングセミナー等
今、20代の若者に向けた起業系の詐欺行為が増えているらしい。
例えば、イベント参加者に対して、「君は特別だ!」などのように「優越性」・「承認欲求」を刺激して、怪しい起業系に向かわせられるらしい。
社長になる私へのアドバイス|会社経営のコンセプトの重要性
「コンセプト」…。
このようなところから、いつも逃げ続けた私。
「考えるより行動」で生きてきた私にとって、刺激になるありがたいアドバイスであった。
「さあ、見つけなければ…。コンセプト…。なんだろう…。」
そして、見つけた先に、私はどうすればいいのだろうか…。
うかがってみた。
それが日々を楽しくするんだ!
逆算の繰り返し、それを楽しむということなのだろうか。
その逆算そのものを楽しめるかはわからない。
でも、まずはやってみようと思う!
目標を掲げ、現実までのギャップを逆算し、日々を楽しむのだ。
自分の拠点に、お越しいただいたときに「飲み物」(ペットボトル1本)をプレゼントするようにした。お返しありきで渡しているのではない。わざわざこちらに来ていただいたことに対する、感謝の「贈与」である。「時間」に対して「モノ」で経済しているのではなく、「贈与」のつもりで行っている。
やはり、お話しは喉が渇くし、相手がお水を飲みたそうにしているかとかは、口の動きをみればよくわかるし、それを察知して申し訳ない気持ちになる自分のためでもある。
単純に自分の後ろめたさを解消しているのか、良い気持ちで行っているのか整理できていないが、「マイルール」として続けていきたいと思う。