アマチュア初段への道!(23)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(2):「挟み撃ち」で必至

アマチュア初段への道!(22)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(1):「銀」「桂」「金」で必至

2018.04.12

今回も、終盤力(寄せ詰み)をあげるために、終盤力がつく問題と、それを解くための考え方をまとめていきたいと思います。

今回のテーマは、挟み撃ち」で必至です。

寄せの考え方(2)|「挟み撃ち」で必至

まずは、簡単な問題から、考え方を学んでいきましょう。

図1:手番=先手     

この状況から相手の王様に必至をかけることができます。
(回答は下にあるので、よかったら考えてみてください)

タイトルから考えると、とても簡単な問題です。

正解は、▲3二金打です。

図2:▲3二金打まで     

このとき、相手は▲4一金打と▲4二金打、▲6一金打と▲6二金打のすべてを同時に受けることはできません。

したがって、▲3二金打に対して、相手がなにをやったとしても、相手の王様は詰んでしまいます。

挟み撃ち」で必至|注意点

ただし、今回においては相手の歩3枚(4三歩・5三歩・6三歩)が退路を封鎖していたから、挟み撃ちが成立しました。

図3:▲3二金打まで    

図3の場合、相手玉は△5二玉と逃げることができ、詰ませることができなくなります。

おまけ(図3の局面のソフト評価)
なお、図3の局面は、先手が敗勢です。 

挟み撃ち」で必至|実践編

それでは、実践編に入ります。
自然とできるようになるまで、理解した上で、繰り返し解いていきましょう。

図4:手番=先手     

図4の局面は、一見寄せにくくみえますが、一気に必至をかけることができます。
これも、回答は下にあるので、よかったら考えてみてください。

ヒントは、図2の局面を目指していくということです。

▲2二金打としないように気をつけてください。

正解は、▲4一角打です。

図5:▲4一角打まで     

これは、相手の王様を(相手から見て)下に落とす重要な手筋の1つです。
この▲4一角打に対して、相手は△同玉とするしかありません。

△同玉以外の場合は …
△3三玉の場合は、▲2二銀打→△3四玉→▲2五金打で詰み、
△3一玉の場合は、▲3二金打で詰みです。 

図6:△同玉まで     

ここで、▲2二桂成としてしまうと、△4二玉から(相手から見て)上に逃げられてしまいますので注意です。

ここでは、▲4二銀打とし、△4二玉からの上に逃げる相手の退路を封鎖します。
これに対しては、相手は△同金とするしかなく、その上でようやく▲2二桂成として「挟み撃ち」が成功します。

図7:▲2二桂成まで     

図7の局面はどこかでみたことがありますよね。

図2とほとんど同じ局面です。

▲2二桂成で「必至」であり、
このとき、相手は▲3一金打と▲5一金打を同時に受けることができません。

まとめ|「挟み撃ち」で必至

まとめ|「挟み撃ち」で必至
・縦、もしくは横からの挟み撃ちが基本で、同時に詰めろをかけて、受けきれなくするのが基本です。
・相手の退路を封鎖して、相手の逃げ道を塞ぐのも重要です。
 

図4の局面から寄せ切ることができるのは、図2の状況をゴールとして知っているからです。
このゴールさえしっかりと知っていれば、一見難しい局面からも、寄せ切ることができるようになります。

次回予告:アマチュア初段への道!(25)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(3)
次回も「終盤力(寄せ・詰み)」についての考え方と解き方をまとめていきます。
次回は「一間竜」をテーマにして、「必至」の形をつくっていきます。

アマチュア初段への道!(25)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(3):一間竜(「飛車」・「竜」を活用した寄せ)

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ABOUTこの記事をかいた人

Masaki

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒。 17歳の頃に初めての起業を経験し、以後8年間様々な事業で起業をする。 学生時代は10以上の資格の取得に励んだり、大学1年生の頃から20社以上のインターンシップ+αを経験したりと人生設計に迷走する。 現在、ホームページ作成、起業支援業務のような様々な新規ビジネスの開拓に携わっている。