アマチュア初段への道!(25)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(3):一間竜(「飛車」・「竜」を活用した寄せ)

アマチュア初段への道!(23)|終盤力(寄せ・詰み)をあげる(2):「挟み撃ち」で必至

2018.05.09

今回も、終盤力(寄せ詰み)をあげるために、終盤力がつく問題と、それを解くための考え方をまとめていきたいと思います。

今回のテーマは、一間竜」で必至です。

一間竜とは
相手の玉から縦、または横に1マス分あけた位置に龍がくることを「一間龍」といい、強力な攻めとなります。 

寄せの考え方(3)|「一間竜」で必至

まずは、簡単な問題から、考え方を学んでいきましょう。

図1:手番=先手     

この状況から相手の王様に必至をかけることができます。
(回答は下にあるので、よかったら考えてみてください)

これも、タイトルから考えると、とても簡単な問題です。

正解は、▲3一銀打です。

図2:▲3一銀打まで     

このとき、この銀をとることができません。
もし、金で取ってしまうと竜がきいてしまうので、△1二玉と逃げざるを得ず、その後▲3二竜から詰んでしまいます。

このように「一間竜」はとても強力な攻めなのです。

一間竜」で必至|「一間竜」をつくる

「一間竜」は、とても強力な攻めですが、その「一間竜」の形をつくれるようにならなければ、実戦で使うことができません。

図3:手番=先手    

図1の形とはちがい、「一間竜」の形ではありません。
ここから「一間竜」の形を作るには、どうしたらよいでしょうか。

答えは、「▲2二金打」です。

図4:▲2二金打まで    

このとき、相手は△同玉とせざるを得ず、(△4一玉なら▲3二銀打→△同金→▲同金で詰みます)、相手玉が動いたことによって、こちらは▲4二竜として「一間竜」の形をつくることができます。

図5:▲4二竜まで    

あとは、図1のときと同じようにすれば、相手玉を詰ませることができます。

送りの手筋
なお、このように「一間竜」の形をつくることを送りの手筋といいます。 

一間竜」で必至|実践編

それでは、実践編に入ります。
自然とできるようになるまで、理解した上で、繰り返し解いていきましょう。

図6:手番=先手     

図6の局面は、一見駒の打ちどころがたくさんあって、簡単にみえるかもしれませんが、順番を間違えると詰まない形になってしまいます。

もちろん、この問題も一気に必至をかけることができます。
回答は下にあるので、よかったら考えてみてください。

ヒントは、「一間竜の局面を目指していくということです。

▲7五銀打としないように気をつけてください。

正解は、▲7三銀打です。

図7:▲7三銀打まで     

このとき、相手は△同桂とするしか、ありません。

それ以外の場合(△9三玉)は、▲8二銀打で詰みです。

図8:△同桂まで    

次に、そうすればよいでしょうか。
ヒントは「一間竜」の形を目指していくことでしたね。

ここで、▲7五銀打としてしまうと、△9三玉から逃げられてしまいますので注意です。

ここでは、▲9三銀打とし、銀を捨てつつ、相手の退路を封鎖するのがポイントです。
これに対しては、相手は△同玉とするしかありません。

△同香の場合
▲7五銀打で即詰みです。

そして、△同玉に対して、▲7三飛成とすると、どうなるでしょう。

図9:▲7三飛成まで     

図9の局面はどこかでみたことがありますよね。

これは、「一間竜」の形になっています。
このとき、相手は▲8二銀打と▲8四銀打を同時に受けることができません。

したがって、この▲7三飛成で相手玉は「必至」です。

▲7三飛成に対して、△9四歩の場合は…
▲8四銀→△9四玉→▲9五歩で詰みます。

まとめ|「一間竜」で必至

まとめ|「一間竜」で必至
・「一間竜」の形から、竜の駒の利きを生かして斜めから攻めるのがポイントです。
・相手の形を崩して、一間竜」の形を作っていくのも重要です。
 

図6の局面から寄せ切ることができるのは、図1の状況をゴールとして知っているからです。
このゴールさえしっかりと知っていれば、一見難しい局面からも、寄せ切ることができるようになります。

最後に…

アマチュア初段への道の「終盤力寄せ詰み)をあげる」は、これで終わりです。
もちろん、取り上げた方法以外にも寄せ方はありますが、アマチュア二段以上のレベルの内容と判断し、ここでは一旦終わりにします。

これまでの内容でも、十分アマチュア初段になれる内容だと思いますが、個人的には、これまでの内容でアマチュア初段になれなかったときのために、「歩の手筋」の勉強を簡単に進めてきました。

したがって、最後に「歩の手筋」をまとめて、アマチュア初段への道を終わりにしたいと思います。

次回予告:アマチュア初段への道!(26)|歩の手筋
最後に「歩の手筋」をまとめていきます。
歩の手筋」といっても、よくわからない人も多くいると思いますので、簡単にまとめていきたいと思います。

アマチュア初段への道!(26)|歩の手筋

2018.05.11

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ABOUTこの記事をかいた人

Masaki

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒。 17歳の頃に初めての起業を経験し、以後8年間様々な事業で起業をする。 学生時代は10以上の資格の取得に励んだり、大学1年生の頃から20社以上のインターンシップ+αを経験したりと人生設計に迷走する。 現在、ホームページ作成、起業支援業務のような様々な新規ビジネスの開拓に携わっている。