今、アマチュア3級で伸び悩んでいる状態です。
このままでは、昇級できてもアマチュア2級でとまってしまいそうです。(できないかもしれません)
そこで、まずはすべての対局でおとずれる序盤戦、そしてある意味でそれを決定づける将棋の戦法を考えていきたいと思います。
将棋の戦法は大きく分けると2種類!
将棋の戦法は大きく分けると2種類(「居飛車」・「振り飛車」)あります。
縦・横自由に動ける駒です。(斜めには進めません)
全ての駒で一番強い駒で、この駒1つが大きく勝敗を分けることも少なくはありません。
将棋のすべての戦法は「居飛車」か「振り飛車」のどちらかです。
他にもいろいろ分類の仕方がありますが、この「居飛車」にするか「振り飛車」にするかは、対局の勝敗に直結するレベルに重要なことです。
先手番(手前)が「居飛車」で、後手番(奥)が「振り飛車」です。
居飛車
居飛車とは、その名の通り初期配置の2筋に「飛車が居座る」戦法のことです。
居飛車の利点の一つは「飛車を横に動かさないでそのまま2筋を攻めることができる」ことです。
すぐに攻めることができるので、その分守りを固めたり、速攻で攻め込むこともできます。
振り飛車
振り飛車とは、王将の居る5筋から(自分からみて王将より)左側に飛車を動かして進める戦法です。
飛車と「歩」をふさぐことによって角道(角の通り道)を塞ぐことができます。
1マス上(前)に進むことができます。
それ以外の方向に進んだり、一気に2マス以上進んだりすることはできません。
斜めに自由に進むことができます。
飛車と並んで足の長い移動をすることができます。
開始から2手で敵陣(相手からみた手前3行:一筋、二筋、三筋)に突入できる駒は、「角」だけです。
相手の角道を塞ぎやすかったりなどができて、かつ攻撃と防御のバランスがいいのが特徴です。
居飛車と振り飛車のどっちが強いのか
「居飛車」の方が強いとはいわれています。
将棋のトッププロのほとんどが居飛車党(居飛車を主に指す棋士)であることや、コンピューター将棋も居飛車の方がいいと判定しています。
棋士名 | 居飛車(採用率) | 振り飛車(採用率) |
佐藤天彦 名人 | 97% | 3% |
渡辺明 竜王 | 85% | 15% |
羽生善治 三冠 | 92% | 8% |
久保利明 王将 | 11% | 89% |
屋敷伸之 九段 | 100% | 0% |
豊島将之 八段 | 100% | 0% |
深浦康市 九段 | 100% | 0% |
稲葉陽 八段 | 100% | 0% |
三浦弘行 九段 | 100% | 0% |
行方尚史 八段 | 100% | 0% |
広瀬章人 八段 | 92% | 8% |
佐藤康光 九段 | 62% | 38% |
理由は諸説ありますが、飛車を横に振る(移動させる)のに「1手かかる」ということが大きいようです。
私は「居飛車」を選択します!
安直な理由かもしれませんが、やはりプロでも強い人たちは「居飛車」で指しているということが主な理由です。
加えて、居飛車の場合は、相手が振り飛車であろうと居飛車であろうとそのまま攻め込むこともできます。
特に私は、飛車と桂馬を一緒に使ってすぐに攻めやすいことを魅力的に感じています。
この企画を始める前までは、振り飛車党で、四間飛車戦法を得意にしていました。
棋力アップを視野に入れて、居飛車党に転向します。
もちろん、振り飛車の方が囲いが簡単で(居飛車は覚えることが多いらしいので)、すぐに将棋を始めたい方にはそちらの方をおすすめしています。
スーパーロボット大戦とかのエピソードタイトルにもありそうな厨二くさいタイトルですが、最初に浮かんだのがこれなのでそうしておきます。
記事の最後もしっかりと厨二っぽく締めています。
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