今回で最終回です。
この記事を読んでいただいている方の多くは、これまでの記事を読んでくれた方が多いと思います。
これまで本当にありがとうございました。
今回は、将棋ウォーズで勝つために、実力以上に必要となってくることをまとめていきたいと思います。
将棋ウォーズで勝つ方法
将棋ウォーズで勝つ方法として、もちろん望ましいのは「棋力向上」ですが、将棋ウォーズで戦う以上、それに合わせて戦うことも、勝つために重要な方法です。
将棋ウォーズは早指し(切れ負け)である
おそらくメインと考えられる、10分切れ負けのルールでは、時間切れになってしまった場合、どんなに勝っていたとしても負けになってしまいます。(3分切れ負けも同様)
10秒将棋のルールもありますが、ほとんど指したことがないので、ここでは取り上げません。
もちろん、これは自分が負けていた場合も同様で、どんなに自分が負けていたとしても、相手が時間切れになってしまった場合は、こちらの勝ちとなります。
将棋ウォーズと将棋の最大のちがいは、相手の王様を詰ませなくてもよく、相手の持ち時間である10分の間に守り切ることができても勝ちとなります。
相手の持ち時間を切らせることばかり考えて指していては、うまくなりにくいとは思いますが、持ち時間に差がついてきたときなどは、これを意識して指すと、勝率が大幅に上がると思います。
逆に、自分がどんなに優勢であっても、こちらの持ち時間が大幅に少なければ、一見優勢に見えても時間を合わせると劣勢であるという意識を持つことも重要です。
将棋ウォーズ独自のテクニック
以上のことを念頭に置いた上で、将棋ウォーズでのみ使えるテクニックと考え方を上げていきます。
1手の価値
将棋ウォーズでは、持ち時間が長い将棋に比べると、1手の価値が下がります。
というのは、持ち時間が少ないので、1手にあまり時間をかけることができません。
したがって、1手に時間をかけられないため、持ち時間とのバランスを考えながら、時には妥協して指すことが必要です。
迷わせること(相手を時間切れにさせる)
1手の価値であげた、1手にかけられる時間が短いことを利用して、相手に時間を使わせる手を打つことも重要です。
例えば、一見なんの意味もない手であったとしても、大駒をあえてタダで渡す場面があったとしたら、なにか狙いがあると考えて相手も時間を使うことでしょう。
このとき、なんの意味がなかったとしても時間を使ってもらえれば、大駒は時間を使わせるという意味では十分役に立ったと考えることもできますし、本当は意味がある手だとしても、その意味を気づかれても時間を使わせたのであれば十分です。
もちろん、意味を気づかれずに、相手を出し抜くことができた場合は、当然成功です。
相手の持ち時間が残り20秒以内のところで、相手の玉に王手ラッシュを加えれば、こちらが敗勢でも勝てることが多いです。
ルールなので、文句をいわれる筋合いはないのかもしれませんが、ただ、ちょっと汚い気はします。
まとめ
以上、将棋ウォーズで勝つ方法でした。
やはり、持ち時間が切れ負けであることを意識して、指していくのが、当たり前ではありますが、とても重要なポイントです。
最後に
これで、アマチュア初段への道を終わりにさせていただきます。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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