アマチュア初段への道!(12)|囲いの崩し方を覚える(概論)

アマチュア初段になるための課題は、「序盤戦が優位になりにくい」ことと「終盤力(寄せ・詰み)が弱い」ということでした。

アマチュア初段への道!(11)|アマチュア初段に向けて最大の問題を克服する方法

2018.03.13

そして、今回からは序盤戦を優位に進めるために、囲いの崩し方を学んでいきたいと思います。

囲いの崩し方は序盤ではなく中盤の領域なのでは…?
中盤以降のことを把握することによって、それを見据えて序盤戦を優位に戦うことができると考えています。

囲いの崩し方を覚える

囲いの崩し方を覚えるといっても、すべてのケースをあげて、1つ1つ解決していくというのは、量がとても多くなってしまい、効率が悪いです。

そこで、勉強量を最小限にするために、人気(頻出)の囲いの崩し方に絞って学んでいくことにしようと思います。

アマチュア初段への道!(7)|序盤戦:囲いの分類

2017.10.05

囲い人気(頻出)ランキング

まずは、よく使われている囲いを調べてみました。

1位.片美濃囲い 利用率 24.8%
2位.美濃囲い  利用率 21.6% 
3位.高美濃囲い  利用率  8.5%
4位.矢倉囲い  利用率  6.9%  13位.中住まい 利用率 1.5%
5位.振り飛車穴熊 利用率 5.1%  14位.天守閣美濃 利用率 1.1%  
6位.居飛車穴熊 利用率 4.5%   15位.ボナンザ囲い 利用率 1.0%
7位.船囲い 利用率 4.0%     16位.左美濃 利用率 0.95%  
8位.銀冠 利用率 3.3%        17位.木村美濃 0.82%
9位.早囲い 利用率 3.1%     18位.ちょんまげ美濃 利用率 0.82%
10位.カニ囲い 利用率 1.9%    19位.イチゴ囲い 利用率 0.80%
11位.金無双 利用率 1.8%     20位.右矢倉 利用率 0.64%
12位.総矢倉 利用率 1.7%   

出典:将棋ウォーズ

1~3位が、全て美濃囲い

1~3位が、全て美濃囲いで、利用率はそれだけで6割近くなります。
やはりそれだけ、美濃囲いが優秀な囲いなのでしょう。

この美濃囲い崩し方を覚えるだけで、対局の半分以上に活きてくると考えると、勉強するという点で、これほど効率的なものはありません。

そして、自分自身も美濃囲いを利用しているので、崩し方を学ぶことが、自然と守り(受け)の勉強にもなります。

この3つに関しては、特に力をいれて学んでいきたいと思います。

4位.矢倉囲い、9位.早囲い、10位.カニ囲い

4位の矢倉囲いとそれに付随する9位の早囲い、発展途中のカニ囲い、は、縦からの攻めには強いです。
しかし、それらの居飛車vs居飛車用の囲いであり、こちらが振り飛車である場合(横から攻めてくる)は、あまり縁のない囲いです。

稀に見かけることもありますが、むしろ守備が手薄で、とても攻めやすい印象があります。

5位.振り飛車穴熊、6位.居飛車穴熊(天敵の穴熊)   

やはり、そこそこ高い利用率を見せるのが、天敵穴熊囲いです。

振り飛車穴熊は、こちらが振り飛車である場合、それぞれの王様が対角に位置しているので、端攻めや8筋を攻めやすく、そこまで厳しくはありません。
やはり、最大の難関は「居飛車穴熊」です。

じっとしていたら、大駒の交換を要求され、乱戦状態になります。
乱戦状態になりますと、囲いの固い穴熊が有利です。

穴熊囲いには王手すらかけることができません。
逆に言えば、相手は王手を気にせずに戦うことができるのです。

一方で、端攻めや2筋を攻めると、こちらの守備も手薄になり、少し間違えると、思わぬカウンターをくらうことにもなります。

以上のことから、(個人的には)この居飛車穴熊が最大の課題です。

現時点では、早めに角交換を要求して穴熊囲いをつくられないようにして、やり過ごそうとしています。

7位.船囲い、14位.天守閣美濃、16位.左美濃

順位こそ、少し下がりますが、相手が居飛車のときは、この3つか穴熊囲いをされている印象があります。
体感的には、順位と利用率以上に対戦したことがあると思います。

7位の舟囲いは、美濃天守閣美濃の囲い途中にできるもので、舟囲いだけつくって急戦を仕掛けられることもよくあります。

少々面倒なのは、美濃や天守閣美濃をつくられることで、どちらも横からの攻めに強いので、囲いを崩すことは容易ではありません。

8位.銀冠

これもなかなか固い囲いです。

相手が銀冠の場合、こちらも銀冠を指している場合が多い気がします。

対抗系の銀冠の玉頭戦は、なかなか面白いです。

コンピューターソフトも高く評価している囲いなので、とても優秀な囲いなのだと思います。
利用率を考えると優先度こそ落ちますが、余裕があれば見ていきたいと思います。

個人的に気になる囲い(金無双、右矢倉)

11位.金無双

縦からの攻めにめっぽう強く、相振り飛車でよくみかけます。

こちらが石田流であるからか、相振り飛車のときにこちらが▲7八飛とすると、△8二銀と受けられ、金無双をつくられることも少なくはありません。

金無双は、私自身もよくつかっています。
横からの攻めには、ものすごく弱いのですが、相振り飛車での縦からの攻めにとても強いので、この崩し方を習得することは重要だと思っています。

20位.右矢倉

金無双から発展してつくられることがあります。
優先度は大分下がりますが、相振り飛車での防御力はとても高い印象を感じます。

まとめ|これから学んでいくこと(優先度順)

最優先|1位.片美濃囲い、2位.美濃囲い、3位.高美濃囲い

美濃囲いが全体の6割近くと大人気です。
この囲いの崩し方を覚えることは、(自分も美濃囲いをよく使うので)自然と受けも上手くなり、効率がとても良いので、最優先に学んでいきたいと思います。

優先|6位:居飛車穴熊(天敵の穴熊

居飛車最強の囲いで、乱戦状態に持ち込まれると囲いの固さで負けてしまいます。
初段になるためには、この天敵である穴熊囲いの攻略は避けては通れないでしょう。

やや優先|7位.船囲い、14位.天守閣美濃、16位.左美濃、8位.銀冠

相手が居飛車である場合は、穴熊の次に多く戦うことになります。
特徴としては、美濃囲いの居飛車バージョンのようなイメージで、縦からの攻めには弱いですが、横からの攻めには強いです。

穴熊をつくらせずに済んだ場合に戦うことになることも多く、学んでおいて損はないと思います。

個人的に気になる|11位.金無双、20位.右矢倉

自分が使っているということもあり、利用率こそ高くありませんが、興味があるので、見ていきたいと思っています。
まあ、この2つよりは、銀冠を優先したほうがいいのかもしれないですけど…。

おわりに|これからの方針

ますは、美濃囲い囲いの崩し方を学び、それから天敵である居飛車穴熊崩し方を学んでいきたいと思います。
その後で美濃や天守閣美濃崩し方を学び、余裕があれば「銀冠+個人的に気になる囲い」をみていきたいと思います。

残りの囲いについては、初段になるという条件では必要ないと判断し、後回しにしたいと思います。

次回予告:アマチュア初段への道!(13)|囲いの崩し方(1)美濃囲い
まずは、全体の利用率の半分以上である美濃囲いの崩し方から学んでいきたいと思います。 

アマチュア初段への道!(13)|囲いの崩し方(1)美濃囲い

2018.03.16

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ABOUTこの記事をかいた人

Masaki

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒。 17歳の頃に初めての起業を経験し、以後8年間様々な事業で起業をする。 学生時代は10以上の資格の取得に励んだり、大学1年生の頃から20社以上のインターンシップ+αを経験したりと人生設計に迷走する。 現在、ホームページ作成、起業支援業務のような様々な新規ビジネスの開拓に携わっている。