アマチュア初段への道!(7)|序盤戦:囲いの分類

アマチュア初段への道!(6)|序盤戦:戦法の分類(振り飛車)

2017.08.24

囲いの必要性

「囲い」とは、自分の王将(玉将)がすぐに詰まされてしまう(とられる)ことを防ぐために、守りの陣形をつくることをいいます。

初期配置のまま、王将を囲わずに戦う(「居玉」という)こともできますが、攻めには成功しても、守備力が低いために、カウンターをくらって負けてしまうことも少なくはありません。

成功した攻めのリードを維持するためにも、逆に相手にカウンターを決めるためにも囲いは重要なものなのです。

例外
相手の陣形に隙があり、相手の守備力が居玉以下である場合等は、例外として囲わずに戦うこともあります。

囲いの分類

囲いは、居飛車によるもの、振り飛車によるものを合わせるとかなりの数があります。

1つの1つの囲いをあげていてはキリがないので、ここでは、「矢倉系」・「美濃系」・「穴熊系」・「その他」と大まかに分類しながら、代表的な囲いを紹介していきたいと思います。

矢倉系

 

 

 

 

 

主に、相居飛車戦法相振り飛車戦法で使われる囲いで、「矢倉は将棋の純文学」だともいわれるほど歴史があり、オーソドックスな囲いです。

玉の囲いは金銀3枚」という格言もありますが、純文学といわれるだけあって、格言を満たしています。

上記写真の矢倉囲い(金矢倉)相矢倉戦(互いに居飛車で矢倉囲いに組んで戦う戦型のこと)で最も頻繁に出現する囲いで、上部からの攻めに強いのが特徴です。

カニ囲い矢倉早囲いから「矢倉囲い」へと発展していくことができるため、とても便利です。

他にも、「銀矢倉」・「片矢倉」・「総矢倉」・「矢倉穴熊」・その他(「菱矢倉」・「銀立ち矢倉」・「菊水矢倉」・「へこみ矢倉」)等があります。

なお、相振り飛車で用いる矢倉囲いを「右矢倉といいます。 

美濃系

 

 

 

 

 

写真は、「美濃囲い(本美濃囲い)」。

振り飛車の囲いといえば「美濃囲い」ともいえるほどすばらしい囲いです。

手数がかからない(4手)わりに守備力が固く、なによりコスパ(手数対効果)がいいです。

横からの攻めに強く、高美濃囲い銀冠銀冠穴熊のように囲いを発展していきやすいのも特徴です。

上記の囲いに加えて、「金美濃」・「銀美濃」・「片美濃」・「ダイヤモンド美濃」・「ちょんまげ美濃」・「坊主美濃」・「木村美濃」、+α等があります。

 

 

 

 

 

写真は、「左美濃囲い」といわれる、居飛車版の美濃囲い(横からの攻めに強い)であり、対振り飛車戦に用いられています。

舟囲い」を経由してつくることができ、最近流行りの囲いの1つです。

発展形として、「天守閣美濃」、「銀冠」、「銀冠穴熊」等があります。

穴熊系

 

 

 

 

 

写真は「穴熊囲い(居飛車穴熊)」です。(振り飛車側の穴熊囲いを「振り飛車穴熊」といいます。

居飛車・振飛車のどちらであっても用いられる最強の囲いです。

囲うまでに手数はかかりますが、その守備力は強固で、崩すまでに王手をかけることすらできません。

この囲いの守備力が振り飛車党を絶滅させようとしたといっても過言ではありません。

発展形としては、「銀冠穴熊」、「現代穴熊」、「ビッグ4」、「田尻穴熊」、「松尾流穴熊」等があります。

その他

他にも多くの囲いがありますが、すべてをあげていくのは大変ですので、今回は居飛車側と振り飛車側からそれぞれひとつずつ紹介していきたいと思います。

「雁木」

最近、居飛車側で流行りの「雁木囲い」です。

特徴としては、囲いとともに相手陣に攻め込んでいきます。

雁木にもいろんな雁木があり、今回は攻守のバランスが良いものを例として取り上げました。

「金無双」

 

 

 

 

 

「金無双」は「美濃囲い」に比べて、上部からの攻め(特に1・2筋)に強いのが特徴です。

一方で、「金無双」は「美濃囲い」と比べると、側面からの攻めに対しては若干弱いです。

対居飛車戦では、飛車が侵入するのが8筋からであることを考えると、横からの攻めに強い「美濃囲い」で十分対応できると考えられます。

しかし、相振り飛車戦では、上部からの攻めが基本となってくるので、縦からの攻めに強い「金無双」の方が良いと考えられます。

最近の「金無双」
最近では、「壁銀」(2筋にあがった銀が壁となって邪魔になる)などがよくないと思われるようになってきたため、「金無双」ではなく、「矢倉囲い(右矢倉)」にしたり、「美濃囲い」にする場合が増えてきています。

まとめ

以上、簡単ではありますが、「囲いの分類」でした。

居飛車側としては、対居飛車戦では「矢倉囲い」、対振り飛車戦(対抗型)では「左美濃囲いを、

振り飛車側としては、「美濃囲い」さえ覚えておけば、とりあえず将棋をする分には(アマチュア1級とるくらいまでは)十分であると思います。

アマチュア初段に向けて

今後も「序盤戦」の考察を続けていきたいと思います。

「囲い」についての簡単な説明が終わったので、いよいよ具体的に戦法を選択していきたいと思います。

次回予告:アマチュア初段への道!(8)|序盤戦:戦法の選択
効率よくレベルアップしていくためには、戦法を絞っていった方が効果的です。

ここまできてやっぱり「振り飛車」へ!? 

アマチュア初段への道!(8)|序盤戦:戦法の選択(1)居飛車・振り飛車

2017.11.01

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

Masaki

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒。 17歳の頃に初めての起業を経験し、以後8年間様々な事業で起業をする。 学生時代は10以上の資格の取得に励んだり、大学1年生の頃から20社以上のインターンシップ+αを経験したりと人生設計に迷走する。 現在、ホームページ作成、起業支援業務のような様々な新規ビジネスの開拓に携わっている。