アマチュア初段への道!(8)|序盤戦:戦法の選択(1)居飛車・振り飛車

アマチュア初段への道!(7)|序盤戦:囲いの分類

2017.10.05

前回までは、基礎を学ぶということもあって、広く様々な戦法・囲いを見てきましたが、ここからは、戦法を絞って一点集中で進めていきたいと思います。

戦法をしぼる理由

効率よく取り組みたいから

将棋は、どうしても勉強が必要になるゲームです。

しかし、私自身は力戦調の将棋を好むこともあって、将棋の定石の勉強についてはさほど魅力的に思っておりません。

そもそも勉強があまり好きではありません

それでも定石というものは、プロの方々が苦労してつくったものであり、それを外れるということは、基本的には相手が有利になることになります。

逆に、相手が先に定石から外れた場合は、こちらが有利になる可能性が高いのです。

したがって、定石の勉強は避けては通れないのです。

将棋の序盤戦は、研究がものをいうといっても過言ではありません。

であれば、研究分野を絞って勉強した方が、より効率よく学ぶことができるのです。

いろんな戦法を使えること
いろんな戦法を覚えていると、相手の戦法に合わせて、自分の戦法を使い分けることができるので、とても便利です。

しかし、私の場合は、少しでも覚えることが少ないことを重視したので1つの戦法に絞っています

反省しやすい

戦法を絞ると大きいのが、「反省しやすい」という点です。

おなじ戦法を指しているということは、同じような場面が何度も登場しやすいということです。

負けるたびに、どこを間違えてしまったのか把握して改善していけば、同じような失敗はしなくなり、自ずと強くなっていくのです。

そして、この反省と改善を、積み重ねていくことによって、序盤戦の研究が深まり、はじめから大劣勢になっていくこともなくなっていきます。

それどころか、相手の手に合わせて、しっかりとした返し技さえも習得することができ、研究が上回っていれば、序盤から優勢になることも少なくはありません。

居飛車を一旦やめます

極めたら強いのは居飛車であると思います。

アマチュア初段への道!(2)|序盤戦:居飛車にするか振り飛車にするか

2017.08.12

上記記事でも取りあげていますが、A級棋士のようなトッププロのほとんどは居飛車党であり、そのトッププロより強いといわれているコンピューター将棋ソフトでさえも居飛車党です。

振り飛車」は「居飛車」に比べて、飛車を振るという「1手」が手損であると考えられることから、「不利飛車」ともいわれてしまうほどです。

したがって、極めるのであれば、「居飛車」の方が「振り飛車」より強いと思います。

居飛車は奥が深い(勉強が多すぎる)

しかし、居飛車は、相手の戦法に合わせて、より、しっかりとした対応を求められます。

居飛車では、とれる戦法が多すぎるので、ものすごく多くのことを「覚えなくてはいけない」ということです。

振り飛車であれば、「美濃囲い」という簡単につくれて固い囲いがあり、マイペースで固い囲いをつくることができます。

この「美濃囲い」のために「振り飛車」を選択している人も少なくはないでしょう。

居飛車を一旦やめます

したがって、勉強量が少なく、研究のしやすい「振り飛車」(の三間飛車)に1点集中して取り組んでいきたいと思っています。

もちろん、よりハイレベルな世界では居飛車の方が強いと思っていますし、私自身がアマチュア高段者になれたときに、よりハイレベルな将棋を指したいと思った場合は、強いはずである「居飛車」を選択する可能性は低くはないと思っています。

しかし、現時点では、目標は「アマチュア初段」であり、できる限り少ない勉強量で、将棋の有段者になりたいと思っています。

したがって、(現時点では)より勉強量が少なく、研究しやすい「振り飛車」を選択することにしました。

次回予告:アマチュア初段への道!(9)|序盤戦:戦法の選択(2)三間飛車(石田流)
少しでも楽してアマチュア初段になるため、勉強量が少なく、研究しやすい「振り飛車」を選択した。しかし、振り飛車といってもまだ多くの戦法がある。いったい、どの戦法を選択するのか。この選択も大きな分かれ道となる。

アマチュア初段への道!(9)|序盤戦:戦法の選択(2)石田流(三間飛車)

2017.12.06

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ABOUTこの記事をかいた人

Masaki

横浜国立大学経営学部会計情報学科卒。 17歳の頃に初めての起業を経験し、以後8年間様々な事業で起業をする。 学生時代は10以上の資格の取得に励んだり、大学1年生の頃から20社以上のインターンシップ+αを経験したりと人生設計に迷走する。 現在、ホームページ作成、起業支援業務のような様々な新規ビジネスの開拓に携わっている。