前回は、(現時点では)より勉強量が少なく、研究しやすい「振り飛車」を選択することにしました。
私は、数ある振り飛車の中でも、三間飛車(石田流)を選択することにしました。
目次
三間飛車に絞った理由
三間飛車に絞った理由は主に2つあります。
それは、三間飛車が「振り飛車であること」、そして、「攻めにも(石田流)守りにも(カウンター)適している」からです。
それでは、その2つをもう少し細かく述べていきたいと思います。
三間飛車が振り飛車であること
もうくどいかもしれませんが、振り飛車は、居飛車に比べて、覚えることが多くありません。
美濃囲いが万能
ものすごく多くの囲いが存在していますが、「美濃囲い」さえ覚えていれば初心者でもすぐに形が作りやすく、対局中にもその美濃囲いをつくる手数があまりかかりません(4手)。
そして、「美濃囲い」から、囲いを発展(改造)しやすいので、状況に合わせて対応しやすく、手数のわりに守備力もあります。
三間飛車は攻めにも(石田流)守りにも(カウンター)適している
三間飛車は、ノーマル三間飛車と石田流に分けられます.
ノーマル三間飛車の基本は,相手に攻めさせて,カウンターを狙う戦法です.
一方の石田流は、自分から動いていける戦法です。
振り飛車でありながら、自分から攻めていくことができ、乱戦になりやすいということから、自分にはとても魅力的な戦法に思えました。
メインとするのは石田流
戦法の選択
振り飛車の三間飛車の中でも特に、石田流をメインにしていきたいと思っています。
ノーマル三間飛車でカウンター狙いも、悪くはないですが、私は多少の駒損くらいであれば、どんどん敵陣へ攻めていく「攻め将棋」の方が好きなので、振り飛車でありながら自分から攻め込むことができる石田流を選択しました。
場合によっては以下の戦法を選択することもあります。
相手が角道などをあけずにひたすら飛車先を突いてきたときのみにノーマル三間飛車を採用します。
(無理に石田流にこだわると竜をつくられてしまうため)
後手のときにも石田流を指すことを目指して採用します。(後手のときにも石田流を指すことによって勉強の量を最小限にするため)
石田流とは
「石田流」とは、ある意味で、▲7六飛車型(後手であれば△3四飛型)を目指す戦法のことです。
石田流の中でも石田流本組、早石田、升田式石田流、新石田流等の戦法があります。
石田流本組
上図のように飛車を7六、桂馬を7七におく構えが基本です。
角は基本的に9七が定位置ですが相手の戦法によって位置が変わることもあります。
上図の形は振り飛車の理想形ともいわれています。
早石田
玉を囲わずに敵陣を攻める戦法です。
この早石田はハメ手と言われ、攻撃力が高かったので、アマチュアの間でよく指されました。
しかし防御方法が定跡化されていて、早石田側が不利という結論が出たので、プロ棋士の間で指されることはありません。
升田式石田流
花形の戦法の1つとして、現在でも初心者に人気の戦法です。
当ブログでも、この升田式石田流をベースに考察していきます。
この升田式石田流は、上記の早石田を改良した戦法で、振り飛車であるにもかかわらず角道を止めず、振り飛車ではタブーとされる角交換を行ってしまうという驚くべき手法です。
駒組みの分かりやすさもあってアマチュアで大流行し、先手後手ともに升田式石田流という相升田式というのも将棋ウォーズなどでよく目にします。
新石田流
▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩の後にいきなり▲7四歩と突く戦法です。
(早石田鈴木流急戦、久保流急戦などがあります)
終わりに
当ブログでは、アマチュア初段になるまでは、この石田流にしぼって、特に升田式石田流をベースに将棋を指していきます。
もし、石田流を極める前にアマチュア初段になってしまった場合はそのときに考えます。
戦法を絞ることによって、苦手な勉強の量が最小限になり、アマチュア1級への昇級を達成しました。
いよいよ、アマチュア初段も目の前なのか…。
はじめまして。
将棋関係の記事を拝見して、非常に自分と近い状況だと思い、コメントさせていただいた次第です。
私も半年前から将棋の勉強をはじめて現在ウォーズ3級です。
で、「このままなんとか2級に昇級しても先は険しい」と思い色々足掻いているところです(笑)
同水準の棋友は棋力向上に効果的らしいので、一度ウォーズの友達対局や81dojoあたりでお手合わせ願いたいです!
コメントの承認が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
そして、コメントありがとうございます。
私も、3級、2級と級ごとに壁にぶつかりました。
3級では、局を重ねることによって、
2級では、戦法を絞ることによって、
昇級を重ねてきました。
現在は、自分の中盤戦以降の悪手と時間切れが課題です(笑)
お誘いありがとうございます。
将棋ウォーズより、友達登録させていただきました。
基本的には、平日の夜、もしくは日曜日であればお手合わせ可能です。
遅くなってしまいましたが、もしよろしければお手合わせお願いいたします。