穂刈 正樹(将棋アマチュア棋士)|目標はアマチュア初段!
棋士名 | 穂刈 正樹(ホカリ マサキ):詳しいプロフィールはこちら |
棋士番号 | 001(もぐログ) |
生年月日 | 1992年5月26日(25歳) |
出身地 | 神奈川県愛甲郡 |
級位(現在) | アマチュア3級(日本将棋連盟認定資格) |
昇級履歴 | アマチュア6級(小学3年生)→アマチュア3級(2017年7月) |
師匠 | 水越春雄(祖父) |
党 | 居飛車党 |
得意戦法 | パックマン戦法:歩を餌にして敵陣営(と味方陣営)をめちゃくちゃにする。 |
矢倉戦法:居飛車将棋の王道。なんとなくかっこいいので使う。 | |
片美濃囲い:居飛車党が使う美濃囲い(横からの攻めに強い) | |
大会実績 | 小学生将棋大会優勝。中学生将棋大会優勝(いずれも市町村単位) |
将棋ウォーズ (4点満点) |
通算:149勝145敗(.506) 先手:76勝66敗(.535) 後手:73勝79敗(.480) 攻撃力:1.9 守備力:2.5 芸術力:3.0 |
(2017年7月時点)
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目次
将棋をはじめる
将棋をはじめる
幼い頃、祖父に将棋を教えてもらったのをきっかけに将棋をはじめる。
挟み将棋や、将棋すごろくから、駒の動かし方など、将棋を始める上での必須事項を祖父から学ぶ。
7歳の頃に帰国してからも、機会のあるたびに祖父に将棋の相手をしてもらっていた。(今、思うと大分手加減してもらっていた気がする)
大会デビュー
小学3年生になった頃から、町内の将棋大会(春期・秋季の2期制)にエントリーし始めました。
デビュー戦(大会)では、あと1回勝てばほぼ優勝というところで、自分の竜を動かして勝ちの1手詰めを見逃して敗退してしまいました。
自分自身、そのときにはじめて、将棋で王を「詰ませる」という概念がなかったことに気づきました。
駒の動かし方くらいしか知らない状態であったが、なんとなく勝っているうちに、アマチュア6級の認定をしていただきました。(非公式)
その後、棒銀戦法を学んでから、「四間飛車+美濃囲い」を得意戦法に切り替えて指し続けました。
棒銀戦法を四間飛車でも応用して使ったときは、我ながら天才だと思った(勘違い)
棒銀戦法、四間飛車棒銀などを勉強したものの、なぜか勉強してからの方が勝つことができず、結局、6年生の春期まで優勝できませんでした。
町内の将棋大会に弟を誘ってエントリーしたのですが、自分が5年生の秋季の頃、誘った兄を差し置いて弟が優勝してしまいました(兄は該当大会で3位)。弟は、小さい頃から冷静で頭のキレる人間でした。とてもしたたかに、ミスをせず、相手の攻めのボロをたたいている印象でした。両方が同時に準決勝まで進出できることが多かったのですが、なぜか弟と大会で対局したことはありませんでした。
栄光の時代(全盛期)
小学生将棋大会優勝(小学6年生)
四間飛車棒銀戦法に加えて、簡単な詰め将棋の勉強をしました。
この頃はなぜか、敵なしの絶好調な状態でした。
むかえた最後の小学生将棋大会も、飛車をタダであげるという暴挙をおかしながらも、詭弁と余裕の表情を繰り返し、相手の悪手を誘い、優勝しました。
(今、思えばタダであげたと思った飛車を相手が手に入れたことによって、緊張の糸が崩れ、チャンスができたのだと思います。)
中学生将棋大会優勝(中学1年生)
その後、大会の舞台を中学生の将棋大会にうつしたものの1年生で将棋大会で優勝しました。
しかし、交通の便の関係もあり、県央地区から出ることはありませんでした。
将棋をやめる
天狗の鼻が折れる
当時、周りが必死に将棋の勉強をしてるのに、ほとんど勉強していない自分に勝てないことで天狗になっていました。
同年代で同じ実力の人がいなかったので「(思い込み)」、年齢制限なしのアマチュア大会に出場することにしました。
そこで、「自称」アマチュア2段や3段といわれる人たちがいたのですが、「自称」アマチュア段位者に対して2連勝し、準々決勝まで進み、「自称」アマチュア5段の人と対局することになりました。
この「自称」というのが大事で、 今思えば、おそらくですが、最後の相手を除いて、本当のレベルは級位者~低段者レベルだと思います。
見るからに強そうな相手の雰囲気に圧倒されただけでなく、勢いそのままに攻めることすらさせてもらえないままトラウマになるレベルで大敗しました。
中学生の私は、あまりの大敗にショックを受けて、入賞者決定戦などを残しながらも、途中で帰ってしまいました。
大敗して学び始める
大敗してから、将棋でもっと強くなりたいと思いました。
しかし、強くなろうと思ってはじめて気づきました。
「定石もなにも知らない」
ということに。
今まで、なんとなく指していただけなので、自分の将棋を振り返ることもできませんでした。
強くなろうと思えば思うほど、将棋の本に書いてあるような戦法通りの戦法になっていきました。
勝てなくなる|中学1年生
将棋の勉強をすればするほど勝てるようになるはずなのですが、なぜか全く勝てなくなってしまいました。
いつの間にか、同年代の人たちにも勝てなくなってしまい、最終的に、あまりに弱い自分が恥ずかしくなって、将棋をやめてしまいました。
当時、定石をあまり知らなかったからこそ、相手が終始ペースをみだされ(定石通りにはいかない)、段位取得者相手であっても勝つことができたのだと思います。その後、定石通りに指すようになってからは、相手がペースを握りやすくなり、自分が勝つことができなくなってしまったのだと思います。
青年期の将棋|将棋をやめてから
高校生|部活動
私は、ワンダーフォーゲル部に所属していたのですが、山に登らない日について(通常の活動日)は活動内容は自由でした。
自己満足の範囲で持久走をした後、部室にこもるのですが、その部活動でときどき将棋を指していました。
大学生|会社経営
当時、会社の経営者として協力していた合同会社の社長さんから、「将棋を指さない? なんなら飛車角おとすよ!」という誘いに火がついて、「平手で!」と応じて勝負したものの・・・
大敗する。(アマチュア段位者になったらリベンジさせてください)
その社長さんはアマチュア四段の実力があるそうです。
それは強いわけですよね…。
大学生|若葉会(現:関東大学将棋連盟A級)
当時、部活動ではなかった若葉会で将棋を再び始めました。
「本気で学べる環境で将棋を指せば、自分もすごく強くなれるかもしれない!」
と思ったのです。
しかし、奨励会にいた人がいたりと、思っていたより、国大生は将棋が強すぎました。
現在は、関東大学将棋連盟A級に所属するほどです。(いちばんレベルの高いリーグ)
個人的には、1番になれないのあれば何事もやる気の起こらない性格であったので、結局、いつの間にか若葉会の活動にもいかなくなり、本当にやめてしまいました。
関東大学将棋連盟A級という大学生では最高レベルの将棋団体です。
2016年、NHKの将棋フォーカスにも出演していました。
将棋を楽しむ|2017年。初段を目指します!
仕事の休憩時間に、仕事仲間である本塚と将棋を久しぶりに指したら、思いのほか盛り上がりました。
そんな中、藤井くんによる将棋ブームもおとずれ、もう1度強くなってみたいと思うようになりました。
そしてある日、「将棋ウォーズ」というアプリを見つけました。
日本将棋連盟公認の将棋アプリです。
賞金の出る大会が頻繁に開催されたりしています。
そして、日本将棋連盟公認の下、免状・認定状の申請ができます。
将棋ウォーズについて
このアプリについて、いくつかご紹介したいことがあるのですが、また時間のあるときに公開していきたいと思います。
すいすいとアマチュア3級取得!
将棋ウォーズにて10分切れ負け(10分の持ち時間を使い切ったら負け)で対局していきました。
強くなるために、得意戦法であった「振り飛車四間飛車」と「美濃囲い」を封印して対局していきました。
また、1つの戦法を極めようということで、誰かれ構わず、「矢倉戦法」を採用していました。
連戦連勝で、すぐにアマチュア3級まで昇級していきました。
やはり勝てなくなる
しかし、アマチュア3級になってから、急に半分弱しか勝てなくなってしまいました。
矢倉1本では、振り飛車による「横からの攻撃」に弱いことや、自身の「中盤力」が弱点であるからか、途中まで買っているはずの将棋をひっくり返されることが増えてきました。
対局者のレベルも、目標である「アマチュア初段」とあたることも少なくはなく、そのレベルとの対局になってくると、序盤戦で勝つのが精いっぱいで、10回やって2回勝てるかどうかでした。
降格しそうになる
その後、4連敗、1勝、4連敗などを繰り返し、気づいたら大きく負け越してしまっていました。
もっと勝つためには、「自分の将棋を大きく変えていかなければいけない」と思いました。
課題である中盤戦に強くなることこそ、アマチュア初段への近道なのでしょう。
中盤戦の克服(現在進行形)
中盤戦に弱いというのは、長い目でみた対局ができていないからだと思いました。
そこで、コンピューターソフトを利用して、9手先以上まで振りかえるようにしました。
その後は、怒涛の8連勝など連勝を積み重ね、なんとか勝ち越しています。
アマチュア3級ステータス|将棋ウォーズ
得意戦法は「パックマン戦法」です。
元々は、本塚が突く歩を間違えてしまったところから発見し、採用しました。
なかなか強いなあって思ったら、本当にある戦法らしくて、びっくりしました。
定石とはちがったパックマン戦法を指しますので、乱戦大好きな方は、是非「6六歩」に「角」で飛びついてみてください。
アマチュア2級に昇級するための課題は、やはり中盤力であると思っています。
なにかきっかけがあれば、目標の「アマチュア初段」まで一気に化けるような気もしています。
これからの将棋
まずは課題の中盤力をつけて、アマチュア2級、アマチュア1級と一歩一歩、歩んでいきたいと思います。
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